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LVCが留学生たちを和文化でおもてなし

留学生たちを和文化でおもてなし

翻訳ボランティアLVCが江東区内をガイド

 

江東区のボランティア団体「外国語ボランティア・コートーク」(LVC)が、短期滞在の留学生たちのための“日本文化に触れる体験ツアー”で、江東区内を案内してまわった。

ツアーに参加したのは、豪州、韓国、中国、台湾の大学生37人で、武蔵野大学の夏期留学生研修プログラムで来日した。同プログラムは東日本大震災以降中断していたが、この夏4年ぶりに復活。約20日間の滞在期間中、LVCは同区内を3日間案内した。LVCは2013年に発足した団体で、47人の会員のうち今回は11人が、英語と中国語の通訳と学生の引率にあたった。

大野畳店を見学

大野畳店を見学

ツアーは3グループに分かれて実施。2日目の7月22日午後2時に24人の留学生と武蔵野大生4人、LVCの3人が訪問した先は同区森下の大野畳店。店主の大野浩一さん(52)は4代目で、長男の隼一さん(22)とともに日本独特のこの職業について説明した。

イグサの香りは留学生たちも「いいにおい」と歓迎したものの、乾燥を防ぐため冷房を入れないで作業すると聞いて少々驚きつつ、室内の暑さに汗を拭いながらの見学に。仕事ぶりを見ながら留学生たちは「女性の職人はいますか」と質問したり、畳を持ち上げて重さを確かめたりしながら、畳職人の仕事への理解を深めた。「柔道の畳はビニール系のスポーツ畳で特別のもの」「畳の交換は10年が目安」といった説明にも興味深げに聞き入っていた。

次の訪問先は同区白河のマンション「プラザ元加賀」。共用部分の茶室で留学生たちに本格的な裏千家の茶の湯が振る舞われた。マンション住民の齊藤隆さんが通訳を介して作法について説明したのち、妻の齊藤宗陽さんがたてた抹茶を、留学生たちは和菓子とともに満喫。和文化のおもてなしを受けて、上海の女子学生、孫子涵(そんしかん)さんは「お茶はちょっと苦かったけれど、和菓子は星のようにとてもきれいでした」と目を輝かせていた。

そのほか、留学生たちは3日間のツアーで浴衣の着付けや木目込み手工芸を体験し、清澄庭園や深川江戸資料館も見学した。ツアーに同行したLVCの石井良三会長は「学生たちは礼儀正しく優秀な子が多い。日本文化にも関心が高くて驚きました」と話していた。