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GTS観光アートライン完成 東京芸大、台東・墨田区が連携

 東京芸術大学(台東区上野公園=G)と台東区(T)、墨田区(S)が連携して、2010年度から3年計画で取り組んできた、東京スカイツリー(墨田区押上)と台東区浅草を結ぶエリアにアート作品を制作し、これらを巡りながらスカイツリーと両区の観光を楽しんでもらう「GTS観光アートライン」が完成した。
 3者による「観光アートプロジェクト」の一環で、作品制作のほかにも、地域の歴史や文化をテーマに、このエリアで展覧会や映像祭、コンサートなどを展開してきた。
 アート作品は、毎年度、両区に2作品ずつ計12か所に創り、年度ごとにテーマを決めて制作した5種類のアートベンチも8か所に置いた。これらは、同大学の院生と教員が作品ごとにチームを作って制作した。
 東京スカイツリーに近い小梅児童遊園(墨田区向島)の「おぼろけ」は、ツリーの足元の風景を棒のフィルターでぼやかすことで新たなスカイツリー鑑賞の形を生み出す。吾妻橋西詰(台東区花川戸)の招き猫「そらちゃん」は、目などにはめ込まれた色ガラスの凹レンズに、スカイツリーや周辺の景色が小さく幾つも映ることで面白いパノラマが見られる。
 そのほか、この3月に完成した隅田公園(台東区側)の「桜橋北詰はらっぱ」や、アートベンチ「灯(とも)り空」もユニーク。
 作品群を巡る動線には、浅草寺や水上バス乗り場、吾妻橋船着場などもあり、各作品が創り出す一味違ったスカイツリーのある景色と観光が楽しめる。
 ルートの所要時間などが分かる「アートマップ」は、浅草文化観光センター、吾妻橋観光案内所など両区の施設で無料配布している。