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800回記念で祝賀会 マダム・久美料理塾

自宅キッチンを開放した「料理塾」

自宅キッチンを開放した「料理塾」

祝賀会で近況報告をし、これまでの感謝を述べる宮澤さん

祝賀会で近況報告をし、これまでの感謝を述べる宮澤さん

 

 江戸川区鹿骨の料理研究家、宮澤久美子さん(65)が自宅で開いてきた「マダム・久美料理塾」が、10月末で開催800回を迎えた。11月9日には、受講生ら約100人が集まり、タワーホール船堀(江戸川区船堀)で祝賀会が開かれた。

 宮澤さんは、江戸川区の在宅栄養士会(現在の江戸川区地域活動栄養士会)会員として公共施設で開かれる料理教室の講師などを務めた後、食育を普及させたいという思いから、2004年に「塾」を始めた。自宅のキッチンを改装し、月ごとに決めたメニューを約8回に分けて一クラス5、6人の受講生に教える。

 例えばある月(9月)では1回のレッスンで焼き卵のスープ、押し麦のサラダ、クロックマダム、コーヒープリンを作り、試食時には宮澤さんが “オプション”と呼ぶサービスの1品が添えられた。

「彩りを考え、いつも食卓に5つの色が並んでいることを確認するよう」教えている宮澤さんは、器の選び方やテーブルセッティングにもこだわりを持つ。彼女のセンスや料理観に魅力を感じて遠方から習いに来る人も多い。「家庭でできるものだから続けられる」と、調布市から6年間通っている坪内洋子さん(70)もその一人だ。「使う食材が手頃なことや先生の入念な仕込みで習う側の負担なく短時間に何品もの料理を学べるのが長続きする秘訣」と、4年間習い続ける印東千穂子さん(52)(江戸川区上一色)も語る。

 9日は、冒頭であいさつに立った宮澤さんが、2011年に環状7号線で10㌧車にはねられる事故に遭い、骨盤に4か所の骨折を負う大けがをしたこと、リハビリ生活を経て半年後に料理塾を再開する時に、新しい方向性として薬膳を勉強し薬膳マイスター(国際薬膳食育師3級)の資格を取得したことなどを報告した。そして「1000回に向けて努力していきたい」と語った。来賓あいさつやフラ、社交ダンスなどの余興に加えて孫の宮澤佑奈ちゃん(7)もピアノを披露した。