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3月10日午前10時から1分間 マンションで「シェイクアウト」訓練

 一般社団法人首都圏マンション管理士会が、決められた日の決められた時刻に各地で一斉に地震発生時の安全行動を取る「シェイクアウト」訓練の実施を提唱し、参加登録を広く呼びかけている。実施日は3月10日午前10時。
 「シェイクアウト」は、2008年に米国で始まった新しいタイプの防災訓練。指定日時に登録者が、各自がいる場所で「安全行動の1―2―3」という「ドロップ(低姿勢を取る)」「カバー(頭を守る)」「ホールドオン(揺れが収まるまでじっとする)」の行動を1分程度続ける。
 従来の会場参加型の防災訓練は費用や準備の負担が大きい上、会場に足を運ぶ限られた人しか参加できないという問題がある。一方、この訓練なら職場や自宅を離れられない人も参加でき、防災意識向上に役立つとして、昨年3月9日に千代田区が国内で初めて実施して以来、全国で広がりを見せている。
 首都圏マンション管理士会は、02年に設立されたマンション管理士の団体で、約700人の会員は全国の同業者組織の中でも最大規模。マンション人口が増加する地域でシェイクアウト訓練で身を守る練習をすることで、災害時に被害を抑えることにつなげたい、と企画した。
 同会では、実施日の3月10日午前10時からの訓練への参加登録を呼びかけるとともに、事前に家具の固定や備蓄品の確保などの防災対策も行うよう勧めている。
 城東支部(墨田・江東・江戸川・葛飾・台東・足立の6区)の副支部長の三木勝利さん(67)が住む江戸川区中葛西の宇喜田住宅でも、218世帯が参加を予定している。このマンションは、東日本大震災で壁面の損傷が激しく、昨年、耐震補強を兼ねた大規模修繕工事を実施した。住民の間でも玄関横のモルタルがはがれるなどの被害を経験して防災への思いは強い。「頭では分かっていても、訓練しないといざという時に体は動かない。シェイクアウトは一人だけの登録でも何万もの人と同時に参加する連帯感を持つことができるので、ぜひ参加してほしい」という。
 参加登録はマンション単位でも個人でも可。氏名、住所、連絡先、参加予定者数などを、同会ホームページの「登録フォーム」から入力するか、同会へファクス(3256・6432)する。登録は3月9日まで。詳細は同会電話3256・6431。