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1円だんごに長蛇の列

 柴又帝釈天(題経寺)参道の亀家本舗(葛飾区柴又)が、看板商品のだんごを1円で販売する催しを昨年12月14日に開催。当日は行列ができるほどのにぎわいとなった。
 この「第1回チャリティだんご」は、同店の岩崎純哉さん(42)が、父親の英二郎さん(70)から代替わりし新社長に就任したことを機に実施した。ヒントになったのは、老舗レストラン「日比谷松本楼」(千代田区)が毎年実施しているチャリティーイベントの「10円カレー」。催事で松本楼の社員と会った際、このイベントを喜ぶ来店客の話を聞いたときから、岩崎さんもいつか同様の催しを実施したいと考えていたという。
 当日は午前11時から、柴又名物の草だんごを始め、みたらしだんご、海苔(のり)だんごなど、普段は150円の計9種のだんごを全て1円で奉仕。予定より200個多い合計2200個を販売した。「寒いからどうかなと思ったのですが、1時間も前から並んでくれた人もいて、時間を追うごとに人が増えて。ありがたかったですね」と岩崎さん。募金箱に1000円札を入れてくれる人もいたそうで、こうした一般の寄付金とだんごの売り上げ、さらに同店が20万円を上乗せして、約23万円を東日本大震災の被災地支援金として寄付した。
 映画「男はつらいよ」シリーズで全国に知られる観光地となった柴又だが、これから先の柴又を見据える岩崎さんは「私たちの代でいろいろな企画を考えて、いつ行っても何かやってるねと言われるようにしたい」。1円だんごを亀家本舗の毎年12月の恒例行事として定着させたい考えだという。