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高校生チャンピオン早大漕艇部で次の目標へ 中川大誠さん(江戸川区小松川) 

 

戸田ボートコースでボートに乗る中川さん。「陸にあがると冷静で慎重」という自身の性格は競技に入ると闘志が前面に出るという

小松川高校(江戸川区平井)3年生の時に実業団やプロ選手も出場する全国大会で優勝し、この春から早稲田大学漕艇部の新入生として戸田ボートコース(埼玉県戸田市)に練習拠点を移した中川大誠さん(18)。3年後の東京オリンピックも意識しながら新たな場所で頂点を目指す。

中川さんは、旧中川を練習場所とする江戸川区ボート協会の体験教室に小学6年の時に参加してボート競技と出会った。「水の上で何かするのが新鮮だった」という初めての経験の楽しさから友人らとジュニア・ローイング講座の入会を決め、中学3年まで活動した。ボート部のある小松川高校に進学してからも艇庫を変えて旧中川でボートを浮かべる日々が続いた。

試合の結果は「普段の力をどこまで出せるかで決まる」という中川さん。課題だったメンタル面も強くなってきた昨年5月の「第38回全日本軽量級選手権大会」ダブルスカル種目では、都立青井高校3年(当時)の江畠凜斉さんと組んで出場し、決勝では「明治安田生命」「今治造船」などの実業団チームや香港選手団を破った高校生チャンピオンとして注目を浴びた。秋の「いわて国体」でも二人は東京都代表になり、少年男子ダブルスカル種目で優勝を勝ち取った。江畠さんとは力を引き出し合う相性抜群のペアとなったが、性格や漕ぎ方の戦略面では正反対のタイプだった、という点は興味深い。

早大漕艇部の艇庫で、自分用に割り当てられたボートを友人の手伝いで運び出す

早大漕艇部で全国から来た部員仲間と切磋琢磨する生活は始まったばかり。大学4年時に開催するオリンピックは「節目の一つとして意識している」という。