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震災は人の知恵で減らせる

震災は人の知恵で減らせる~「地域の防災について」

大木さん

大木さん

 

 子供たちのために地域で活動する青少年育成地区委員(西小岩地区)の研修会で語られた「地域の防災について」を紹介する。講師は慶応義塾大学環境情報学部大木聖子準教授。

 

 首都直下地震は、南関東ならどこでも震源地となる可能性があり他人ごとではない。

 「震源地」とは断層が割れ始めた点を言い、割れた広さが「マグニチュード」。割れる速度は秒速約3キロメートル、揺れている時間が地震の大きさに比例する。だから警報を待つのではなく自ら判断することが大切。海辺近くならすぐに高台に逃げる。机の下に隠れるなどして落下物から身を守る。

 大震災での死亡者の原因を調べると圧死が80%以上。地震よりもその後の二次災害で多くの方が亡くなっている。「落ちてこない」「倒れてこない」「移動しない」の3つをチェック。地震は自然現象なので防ぐことは出来ないが、震災は人間の知恵により減らすことができる。

  耐震測定、耐震補強は済んでいるだろうか? 建築基準法の改正で新耐震基準の適用を開始した1981年6月以前に建てた住宅は倒壊の危険性が高いとされているので、江戸川区の耐震化助成制度を利用して、震災に備えよう。(江戸川区住宅課計画係℡5662・6387)

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 防災について考え,行動する習慣を、子供や孫に示してください。

 「通学路など机がないときに地震が起こったら何のポーズで揺れをしのぐ?」。ただしゃがむだけじゃ体ごとひっくり返りますよ。地震の時に身を守るのが「だんごむしのポーズ」! 大木さんが監修した歌に環境情報学部の学生が振り付けを考えた「じしんだんごむし体操」もおすすめです。