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障害者の就労支援で「植物工場」のあるカフェ

1411536035 店内に野菜を栽培・収穫できる「植物工場」を設置した、カフェ仕様の就労継続支援B型事業所がJR新小岩駅南口のルミエール商店街に登場した。
8月18日に開業した「グリーンカフェ」(葛飾区新小岩)は、店内にLED照明を使った水耕栽培の装置を設け、育った葉もの野菜を料理のつけ合わせやサラダなどに使用する。客の見えるところで生産し、その場で消費するという“店産店消”がユニークだ。
同事業所を立ち上げた一般社団法人「ライフステップ」の田村宏代表は、新宿区早稲田鶴巻町で発達障害などを抱える就学児童向け放課後等デイサービスを運営する。子供たちの居場所を提供する中で、卒業後の進路に苦労する姿を見ながら就労支援の必要性を実感したことが今回の事業につながった。
水耕栽培による「植物工場」は、新宿で子供たちに取り組ませて好評だったものの一つで、今回の事業所でも栽培専門のスタッフが常駐しているが、種植えや収穫、装置の簡単な手入れなどは利用者の作業に含まれている。接客などにも適性に応じてかかわる。
店内は、一角に置かれた箱型の“工場”が紫の光を照らしてサニーレタスの改良種「サンブライト」を生産する。五穀米に素揚げした野菜のカレー、豆腐入りのハンバーグなど健康的で食欲をそそる料理はランチセットで600円、午前中に収穫した“採れたて”野菜もサラダとして添えられる。現在は1種類だけだが、厨房(ちゅうぼう)側に設けた別の栽培棚では小松菜も生産中だ。
「一般のカフェとして多くの人に知ってほしい。働く利用者にとっては一般社会に近い環境に放り出されることで、守られすぎない、本当の意味での自立支援、就労支援となることを期待している」と田村さんは語る。
「グリーンカフェ」は葛飾区新小岩1の49の2TEL5879・4435。午前11時40分~午後2時、土・日曜と祝日は休み。