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障害児発達支援事業の新施設 「葛飾幼児グループ」が運営

 障害を持つ未就学児とその家族を支援するNPO法人「葛飾幼児グループ」(尾花裕子理事長)の施設が葛飾区四つ木に4月1日開設され、9日から業務を始めた。
 施設を運営する葛飾幼児グループの原点は、1971年から始めた自主保育。79年から週5日、同区青戸の青戸児童館内で通所訓練事業を行ってきたが、今回これを整備発展させる形で、児童福祉法に基づく児童発達支援事業を行う新施設を建設し、〝引っ越し〟した。
 曳舟川親水公園沿いに完成した施設は、白い壁と複数の丸窓が目を引く個性的な造り。設計を手がけた建築家の冨谷進さんは、未就学児が対象の施設であることから「わくわく感のある建物」を心掛けたという。建物自体は、地震や液状化にも極めて強固な大型木造「KES工法」を採用した2階建てで、延べ床面積は約152平方メートル。
 主な活動場所となる1階の保育室は約40平方メートルと広く、天井が3メートルほどと高い点も特徴。また、保護者の相談の場でもある2階の多目的スペース(約27平方メートル)には鏡が張られた壁面があり、従来はかつしかシンフォニーヒルズ別館で行っていた区との協働事業「障害児のためのヒップホップ教室」(小学生対象)がここで継続される。両室とも丸窓を採用し、ムク材の床、ヒノキ材の内壁が心地よい木の香りとぬくもりを感じさせる。
 3日に保育室で開かれた開所式では、青木克徳区長を始め、四つ木地区連合町会の高橋光行副会長、「葛飾区手をつなぐ親の会」の根本文夫会長らが祝辞を述べた。
 式であいさつに立った尾花理事長は、自身が発案した丸窓のある室内を見渡して「立派でしょ?」と明るい笑顔を見せながら、「施設の完成は誇りでもあり、自信でもあり、励みでもある」と話し、これからの施設運営への意気込みを伝えた。また、豊富な経験から「小さいときの(親子の)関係が、大きくなったときの基礎になると確信しています」「我が子の障害を知ったお母さんはとても不安で、途方に暮れてしまったりする。(そうした親子を)職員一同努力し、支え続けていきたい」と決意を語った。