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避難所体験をキャンプで

避難所体験をキャンプで

 

防災教育の一環として学校など非常時に避難所となる場所で宿泊体験をする活動が各地で行われている。

 

ダンボールで寝場所も作る

 

江戸川区の青少年育成小松川平井地区委員会が10月3日と4日に江戸川区立

平井小体育館(江戸川区平井)にダンボールで寝る場所を作る(10月3日)

平井小体育館(江戸川区平井)にダンボールで寝る場所を作る(10月3日)

平井小学校(江戸川区平井)で実施した避難所体験キャンプは、公募で集まった地域の小学生33人が参加した。本所防災館の見学や校庭での火おこしも体験し、夜は体育館の中に子供たちが自分で作ったダンボールの居場所に宿泊した。

 

障害者も避難所を体験

 

墨田区では、すみだふれあいセンター(墨田区緑)などを会場に、「様々な障害者と地域の支援者による“助け合い”の模擬訓練」が10月9日と10日に行われた。

避難受け付けの様子。自分の障害について申告し、支援が必要なことを伝えるのも大切な訓練(10月9日、すみだふれあいセンター=墨田区緑=で)

避難受け付けの様子。自分の障害について申告し、支援が必要なことを伝えるのも大切な訓練(10月9日、すみだふれあいセンター=墨田区緑=で)

最初に、身体・知的・精神障害者とその家族14人や町会、民生・児童委員、医療従事者やボランティアなど23人が一時避難所に想定したすみだ障碍者就労支援総合センター(墨田区緑)に集まった。障害の種類や程度の記入、ボランティア派遣の要請といった避難受け付けの訓練を行った。その後、二次避難所のすみだふれあいセンターに移動し、障害に応じた居場所づくりや非常食の調理、懐中電灯を用いたトイレ使用などを体験した。夜は重度障害者を含む35人が宿泊した。

実際の災害時のように障害を持つ人が健常者と一緒に宿泊する防災訓練は初実施。「障害者の災害対応力強化事業」(2015・16年度)の一環として、家族を含む障害当事者が受援力(周囲に助けてもらう力)をつけてもらうねらいがある。普段は周囲の人が障害について認識している環境で生活している障害者にとって、非常の際に自分の障害を明らかにし、周囲にどのような部分で助けが必要かを伝えることは壁になる場合がある。訓練を通じて出た課題をもとに来年度には「障害当事者のための災害対応マニュアル」を作成する予定だという。