top

超小型モビリティでモニター調査

 国土交通省が、江東区東雲の「東雲キャナルコートCODAN」に暮らす4世帯に対し、新たなカテゴリーの乗り物「超小型モビリティ」を貸し出してモニター調査を開始。7月19日にその出発式が行われた。自家用車として使用する事例を積み上げ、安全性への問題点など今後の活用方策を抽出するのが目的で、約2か月(9月20日まで)にわたる長期の調査は全国でも初めてとなる。
 「超小型モビリティ」とは、軽自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の手軽な移動の足となる1~2人乗りの車両を指す。今回モニター調査に使用されたのは、日産自動車が開発した「ニューモビリティコンセプト」で、運転席の後部にも座席が設けられた2人乗りの車両。CO2排出ゼロの100%電動車両で環境にも優しい。
 「東雲キャナルコートCODAN」内「ビスタの広場」で行われた出発式で、4世帯のモニターを代表してあいさつした林弘之さんは「すてきな車のデザインにほれて応募しました。周辺にある施設への足として存分に楽しみたい」と笑顔。その後、4世帯を乗せた車両はそろって公道を走行し出発式を終えた。
 この車両を運転した印象について林さんは、運転手の意向がダイレクトに車体に伝わる感覚から「まるで遊園地のゴーカートのよう」と表現。今後行ってみたい場所としては日本橋を挙げたが、「安全な道を考えるとお台場がいいのかな」とも。後部座席に座った妻のゆりえさんは「狭く見えるけれどホールド感があり意外と快適です」と話し、周辺のスポーツ施設や家庭菜園を営んでいる同区夢の島への足として利用したいと笑顔を見せていた。
 同車両は3・5~4時間の充電で100キロメートルほど走行するという。今回の調査は江東区とその周辺の中央、港、千代田の各区にエリアを限定している。モニターたちは今後、運行実績をレポートとして提出することになる。