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講演会「天使がこの世に降り立てば」

 タワーホール船堀で昨年12月18日に講演会「天使がこの世に降り立てば〜親子で歩んだ27年の軌跡〜」が開かれた。講師は書道家の金澤泰子さん(69)。NHK大河ドラマ「平清盛」の題字を手がけた、現在活躍中の書道家・金澤翔子さん(27)のお母様だ。
 27年前、40代で翔子さんを授かった泰子さん。書道家としても成功していたことに加えての妊娠の告知は「体が震えるほどうれしかった」という。生後50日目にダウン症の告知を受けてからは毎日死を考えながら苦しみ、世間体を気にして隠れて子育てをしていた。その暗闇の中でいつも涙を拭ってくれた翔子さんと書道を始め、現在の活躍に至る。
 泰子さんがぜひ伝えたいという幸せの境地とは、「ダウン症であること、それ故に希望が持てなかったことに対してかつては悩み苦しんでいたが、今思えばダウン症でよかった、どんな人にも希望はある、暗闇の中にこそ光があるのだ」ということだ。