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講演「生命力を守り育む」から

 瑞江の東部フレンドホールで、区内の中学生を持つ保護者を対象に「『生命力を守り育む』〜中学生の発達段階を概観して〜」という江戸川区立中学校PTA連合協議会主催の講演会が開かれた。講師は川島助産院院長で、千葉大学と聖路加看護大学大学院講師でもある川島広江先生をお迎えした。
 川島さんによると、思春期は心と体に大きな変化が起こる時期。性ホルモンの分泌により体の内部も外見もだんだん大人へと変わってゆく。この性ホルモン、特に男性ホルモンと呼ばれるアンドロゲンは、体だけではなく心に大きく影響を与える。異性に興味を持ったり、一人でいるのを好んだり、怒りっぽくなったり…など。
 訳もなくイライラする中、友達のこと・学校のことなど、向き合わなくてはならないことがたくさんあるこの時期、良い睡眠をとる事がとても重要だという。日光を浴び、きちんと食事をとって体が持っている24時間のリズムを整え、就寝の30分から2時間前は照明を少し暗くすることで睡眠ホルモンの分泌を増やすことができるという。
 助産師という仕事で、赤ちゃんの生命力の強さ、たくましさ、賢さを日々感じている川島さんは、子供たちを前にすると「生きていてくれてありがとう」と思う。今、生きていることが100点満点。もちろん200点300点を目指したい人はどんどん頑張ってほしい。でもすでに100点なんだよ!ということをいつも伝えているという。