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読売江東支局スカイツリー前分室 2年間に45万人来訪 惜しまれつつ閉室

 東京スカイツリーの建設時から情報発信を続けてきた読売新聞社会部江東支局「スカイツリー前分室」(墨田区業平)が、7月1日に閉室した。
 分室は、北十間川を挟んでスカイツリーの足元を望む好立地に2010年8月に開設。スカイツリー関連取材の拠点として支局の担当記者が出入りする一方、建設現場の見学に訪れた人を常駐スタッフの柴田裕子さん(53)(江戸川区東小松川)と相馬円さん(36)(葛飾区亀有)が迎えた。
 近所に住む〝スカイツリーウオッチャー〟の情報交換の場としても親しまれ、1日には常連のアマチュア写真家が花束を持って駆けつける場面もあった。「常連を含む多くの人が来てくれた。惜しまれつつ閉じることになって寂しいが、ここに分室があったことが皆さんの記憶に残れば幸い」と相馬さん。
 最終日の1日は、閉室の知らせを聞いた関係者や常連が次々と訪れた。午後3時までに分室に来た378人の最後を飾ったのは、福岡県大牟田市の三重野直子さん(48)ら女性4人だ。「偶然入ったので今日が最後とは知らなかった。展示されている記事を時間があれば一つひとつ読んでみたかった」という三重野さんらには、花束と記念品が柴田さんから渡された。
 期間中に訪れた人は約45万人を数え、分室で扱った連載記事の小冊子「スカイツリー 空へ未来へ~平成のALWAYS~」や定点写真「ツリー観察日記」などは約10万部売れたという。刊行物の販売は、読売新聞東京本社内にある「ヨミープラザ」に引き継ぎ、展示物のパネルは、地方の読売新聞関連のイベントや学校機関などの要請に応じて貸し出される予定だ。