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葛飾区自治町会連合会が「加入促進ハンドブック」を作成

「加入促進ハンドブック」で

自治会・町会の役割アピール

葛飾区自治町会連合会が作成

 

 葛飾区自治町会連合会(秋山精一会長)がこのほど、冊子「自治町会加入促進ハンドブック」を完成させた。近年、自治会・町会の加入率が低下していることを背景に制作したもので、葛飾区では初。加入促進のノウハウのみならず、現状調査を踏まえて活動をまとめた内容が、全ての自治会員や町会員の手引きとなる力作だ。

 同連合会「問題検討委員会」(大畑和吉委員長)が調査や冊子の編集を手がけた。同委員会は、区内19地区の各連合町会員19人で構成し、日頃から月1回の会合で自治会・町会が抱える諸問題やその解決策を話し合っている。加入率低下を防ぐ方法について同連合会から諮問を受けた同委員会は、一昨年9月から冊子作りの検討を始め、この2月に完成させて各町会・自治会に配布した。冊子はオールカラーのA4判、38ページで、写真も豊富に掲載した。

大畑さんは西水元猿西町会の町会長も務めている

大畑さんは西水元猿西町会の町会長も務めている

 冊子作りの出発点とした各自治会・町会へのアンケートでは、若年世帯の加入減少と高齢化が浮き彫りになった。また、活動内容の再確認と、その内容を未加入の住民にアピールして加入促進を図ることが冊子の狙いでもあり、活動は次の計8項目に分類した。

   安全対策(防犯パトロールや交通安全など)▽防災対策(防災訓練など)▽地域の絆づくり(催しの開催など)▽まちの美化▽児童健全育成▽住民主体の地域づくり(地域課題抽出と解決など)▽行政とのパイプ役

   特に災害時の自治会・町会の役割は大きく、東日本大震災でも平時の地域コミュニティーの重要性が指摘されている。「顔見知りであれば、お互い助けあえる。安否確認や救助の統率もとりやすい」と大畑さんは語る。

    一方この冊子は一部の自治会・町会の独自の取り組みも紹介しており、活動の“参考書”にもなると大畑さん。以前は転居すれば自治会・町会に加入するのが自然だったが、いまでは町会役員の意識を変えることも必要とし、「皆さんこの冊子を参考に新規開拓して、自治会・町会活動の活性化に役立ててもらえれば」と話している。