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葛飾区初の「まちの駅」

 葛飾区柴又の「山本亭」に隣接する建物に「柴又まちの駅 ファンタジア」(葛飾区柴又7の9の16)が、11月の正式開業に向けて準備を進めている。9月14日には、プレオープンとして飲み物などを提供する軽喫茶や自主生産品の販売を始める。
 「まちの駅」は、観光客や地域の人などが利用できる休憩所や地域の情報を提供する機能を備えた空間。「まちの駅」を名乗るためには「まちの駅連絡協議会」(千代田区東神田)の設定する基準を満たし認定審査を受ける必要がある。行政・民間を問わず設置は可能で、商店、宿泊施設、工房など全国に約1600か所ある。
 葛飾区初の「まちの駅」を作ろうと動いているのはNPO法人「おおぞら会」(関口節子理事長)が運営する障害者の就労継続支援B型事業所「就労支援センター ファンタジア」(葛飾区細田)だ。センター長の大石徹さん(29)によると、2011年6月に開設した同施設では今年度から利用者が定員を上回る35人に増えて拡張の必要が生じていた。ビーズアクセサリー、手芸小物の製作や受注作業などに携わる利用者からは「接客や販売に挑戦したい」という希望が多く、柴又の観光地に空き物件が見つかったことを機に、店舗型の事業所の開設を決めたという。
 「まちの駅」連絡協議会や都への申請手続きが9月中旬以降のため「まちの駅」としての開業は11月ごろを予定している。先行して14日から営業を開始し、帝釈天や「寅さん記念館」を訪れる観光客や地元の人を対象に飲み物やクッキーなどを販売する。以前は漬物屋が営業していたところを改装し、ピンクの壁が華やかなカフェ風の空間にした。厨房(ちゅうぼう)設備も備えているため、いずれは弁当や軽食も提供したいという。開店後は利用者もスタッフの一員として参加することになり、「開かれた場所で地域の方々と障害を持つ人がごく自然にコミュニケーションをとれる場をつくりたい」と、大石さんは語る。
 14日以降の営業時間は午前10時~午後4時。火・水曜定休(祝日の場合は営業)。問い合わせは「柴又まちの駅 ファンタジア」TEL6657・9675。