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英政務次官が東川小を訪問

 英国の教育省政務次官ら3人が6月25日、江東区住吉の同区立東川(とうせん)小学校(大野幾子校長、児童287人)を訪問。5年生の国語や3年生の算数の授業を見学した。
 この日同校を訪れたのは、英国の国会議員で教育省政務次官(教育・子育て担当)のエリザベス・トラスさん、同省課長補佐のルース・シノダさん、担当秘書官のアニサ・フセインさんの3人。来日は東京で開催された「OECD JAPANセミナー」出席のためで、このタイミングに合わせて日本の小学校の授業参観を希望し、英国の公的な国際文化交流機関「ブリティッシュ・カウンシル」が同区に依頼した。ブリティッシュ・カウンシルは、外国人英語講師を同区立の全中学校及び小学校1校(有明小)に派遣している機関で、同区とは密接な関係を築いている英語教育におけるパートナーだ。
 同区教委の岩佐哲男教育長や大野校長らの案内で、一行はまず国語の授業が行われている5年生の教室へ。訪問団の3人は、教員の言葉を通訳を介して聞いたり、元気に手を挙げる児童たちの姿を笑顔で見つめたりしていた。また、授業を進める教員に加え、同区が独自に配置している「こうとう学びスタンダード」の強化講師にも注目し、教室内を歩きながら児童の勉強を補佐するその講師の姿を時折目で追っていた。
 続いての見学予定は3年生の算数の授業だったが、移動の途中、6年生が合奏中の音楽室に入ってしばし耳を傾け、また「仲よし学級」(特別支援学級)や、国語の授業が行われている1年生の教室にも立ち寄った。3年生の教室では、繰り下がりのある3桁の引き算の授業を見学し、途中からトラスさん、シノダさんとも児童と同じ椅子に座って授業を見守った。
 廊下や教室に貼られた掲示物にも興味を示した訪問団のメンバーたち。見学後は懇親の場が設けられ、岩佐教育長は同校が昨年140周年を迎えた伝統校であることなどを説明。また、区内の全児童が身につけるべき事項を定めた「こうとう学びスタンダード」の説明のなかでは、特に学習習慣についてトラスさんが高い関心を示したため、岩佐教育長はその成り立ちや「あいさつ」「姿勢」「話し方」など8項目からなる内容を詳細に解説した。
 見学後の感想で「子供たちは授業に積極的に参加しているように見えました」と話したトラスさん。懇親会ののちは児童と同じ給食を食べながら、岩佐教育長や大野校長たちと引き続き教育について意見を交わしていた。