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若い感性で区をイメージアップ 専門学校生が広報映像を制作

 江戸川区西葛西の「東京フィルムセンター映画・俳優専門学校」に所属する学生が、ドキュメンタリータッチの広報映像を制作した。この映像は「えどがわ区民ニュース」の枠で、3月20日に区の施設やケーブルテレビ、インターネット上の動画で放映される。
 「えどがわ区民ニュース」は、同区広報課映像広報係が企画・制作を担当し、区の事業施策の紹介や地域の話題を中心に、月に3回、内容を更新しながら30分の番組の枠内で情報を提供する。
 行政側の広報映像という性格から、一定の形式に沿った硬い内容展開が定着していたが、昨春、同専門学校から授業の一環として番組制作に関われないかとの申し出を受け、「学生の若い感性で区のイメージアップにつながるものを作ってほしい」として、協力することになった。
 今回の番組制作を発案したのは、同専門学校で「メディアビジネス」の授業を担当する待場勝利講師(37)。教え子たちに「クライアントからの要望や注文を踏まえて、映像を制作する実践面での経験をさせたい」と、協力を依頼できそうな区内の事業所を探している時に、江戸川区が自前で番組を制作し、映像面に力を入れていることを知ったという。
 区側からゴーサインが出た後、複数の専攻の学生から企画案を募集し、最終選考に残ったは3案は、区職員の前で学生がプレゼンテーションを行った。その結果、声優をめざしてイギリスから来日した江戸川区内在学の女性が、テレビアニメで活躍する憧れの声優に特産の小松菜で作ったスイーツを届けて気持ちを伝える、というシナリオが採用された。
 江戸川区内で頑張る人を地元の人が応援する、という物語の中に、小松菜の生産農家や菓子作りを指南する篠崎の洋菓子店の店主なども登場させ、区のPRにつなげる。
 今回、作品の企画・シナリオを担当し、総合プロデューサーを務めた3年生の伊集院友美さん(29)は「『感動』に重きを置いた作品にしたかった。江戸川区を紹介する趣旨の内容にそれをどのように込めるか、制作に関わる全員の課題だった」と話す。ディレクター担当の内藤裕太さん(23)も、「自分たちが作りたい作品をクライアントの求めているものに近づけ、視聴者がどう感じるかを考えて作る難しさがあった」と語る。
 撮影は2月20日まで行われ、編集や区職員への試写を経て約20分の番組に仕上がった。「区民ニュース」の他のコーナーと組み合わせて、20日から放映予定だ。