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絶景です「お彼岸の夕景」 地元・錦糸町のグループがアピール

 錦糸町駅南口の歩道橋(墨田区江東橋)から、「春分」「秋分」の日の前後だけ見ることができる夕景を知っているだろうか。日本橋方面に伸びる京葉道路(国道14号)の先に夕日が落ちていく様子は、1年のうち彼岸の中日の春分の日(今年は3月20日)と秋分の日(同9月23日)の時期にのみ見られるという。このエリアの住民や商売人にとっては、日常の一部に紛れたこの絶景を広く知って欲しいと、地元の「錦糸町オールウェイズ江東橋三丁目の夕日実行委員会」が、観察や写真撮影を呼びかけている。
 東西方向に伸びた碁盤目状の通りの先に太陽が沈む(昇る)ように見える現象は、ニューヨークの「マンハッタンヘンジ」などが知られるが、両側をビルに囲まれた道路が東西方向に伸びているという構図は、江東橋三丁目も類似している。
 すみだ生涯学習センタープラネタリウム館の渡邊陽一さんによると、京葉道路は厳密には西よりやや南に伸びているため、見かけ上の動きで右下がりに下りてきた太陽が道路の真上に来るのは、真西(90度)よりもやや南寄りの85・8〜85・9度の方角に太陽が来た時だという。今回は16日から23日までの午後5時13分(23日)から30分(16日)の間が該当する。時刻は毎日数分ずつ早まる。
 太陽が赤く燃えるように見えるのは、太陽の高さ(仰角)が地平線から3度程度に位置する時で、計算上では16日と17日。5度以上(19日=5・1度、20日=5・8度)になると少しまぶしく見える。「どの高さが一番美しいかは現地で確かめるしかない」という。
 準備段階として昨秋、実行委事務局の坂井ユカコさんらが知人に呼びかけて秋分の日前後に撮影を試みた。当日を含む前後数日間の夕暮れ空は雲に覆われた日が続き、真っ赤な夕日が沈む様子はカメラに収められなかったが、わずかな光源が黄昏(たそがれ)の街を照らす情景をブログなどにアップロードしたところ、「確かに美しい」と好評だったという。この時期の晴天を期待したいところだ。
 詳細は「錦糸町オールウェイズ江東橋三丁目の夕日実行委員会」ホームページhttp://sumida.wix.com/kinshicho-sunset#