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絵本や昔話を聞かせて21年

 今年7月で満21年を迎える「チョコちゃんのお話し会」は、江東区大島を拠点に、子供向けの〝お話し会〟を継続的に開いているボランティアグループ。6月14日には通算190回目の会を「ザ・ガーデンタワーズ マルチプルホール」(同区大島)で開き、親子連れを中心に約20人が参加。絵本やパネルシアター、手遊びなどを楽しんだ。
 同会は1993年7月、江東区亀戸の「まんとみ幼稚園」の園児の母親たちで結成。活動の目的は、子供たちが「本に興味を持つこと」「日本や世界の昔話に親しむこと」に加え、お手玉や竹返しといった昔ながらの遊びやわらべうたを伝承することにある。当初はボランティアの3人で年3回のペースだった活動も、現在は国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」の助成を受けて毎月第2土曜を原則に開催。仲間も7人に増え、子供やその親たちにリラックスした楽しい時間を届けている。代表の和田啓子さんによると、「チョコちゃん」とは、人気の絵本「からすのパン屋さん」(かこさとし著)に登場するカラスの名前が由来だ。
 通常午前10時25分からが小学生対象の時間で、14日は、カエルの手袋人形を使った遊びなどで子供たちをひきつけたのち、日本の昔話「橋役人」を挟んで、絵本の読み聞かせへ。2冊目に紹介した絵本「どっしーん」(岩田明子著)は、急いで走る動物同士が次々とぶつかっていくユニークさに子供たちは大笑い。〝忙しおじさん〟がオオカミの体の中までも走りぬけてしまうストーリーのパネルシアター、布や竹を使った伝承遊びやわらべうたを終えた11時ごろから、そのまま未就学の子供(3歳以上)の時間に突入。同様に手遊び、手袋人形、絵本読み聞かせ、パネルシアターの順で子供たちを楽しませて、11時40分頃に会を終えた。
 長男とともに10回以上この会に足を運んでいるという飯塚栄美子さんは「子供がお話やパネルシアターを好きで、進んで(この会に)行きたがります」という。こうした小さな〝ファン〟たちの笑顔がやりがいにもなっている同グループでは、新規の参加も広く呼びかけている。来年の中ごろには通算200回の節目を迎えるが、これを記念する企画を「一生懸命考えたいと思います」と和田さんは笑顔で話していた。