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給食のデザートを児童の投票で 立候補4品、〝当選〟はチーズケーキ

 江東区亀戸の同区立第一亀戸小学校(深井誠一郎校長、児童数453人)で10月30日、5年生約70人が選挙の仕組みを楽しみながら学ぶ「デザート選挙」が行われた。
 児童の投票で12月の給食メニューの1品を決めるもので、江東区選挙管理委員会と江東区明るい選挙推進協議会が主催。若い人の選挙離れを背景に、投票の意識向上を図るのが狙い。こうした模擬投票授業が行われるのは23区内で5番目だが、給食のデザートを題材にしたのは初めて。同区内では、10月17日にも区立大島西中学校で、アイドルの人気を題材にした模擬投票授業が行われている。
 体育館には投票箱や記載台などの実物が置かれ、投・開票管理者や立会人も配置するなど本当の選挙さながら。まず、選管事務局職員がクイズも交えつつ選挙制度の概要を簡潔に説明。昨年4月の江東区長選・区議選の20歳代の投票率が約27%と低かったことにも触れた。
 続いて、候補者と応援者4組による合同演説会。プリン、チョコレートムース、ベークドチーズケーキ、アップルパイの4つのデザートについて〝選挙演説〟し、「皆さんの1票を」と呼びかける候補者も。
 投票権を持つ児童は「選挙公報」を手に演説を聞き、候補者を絞っていよいよ投票。記載台で支持する候補者の名前を書き、順番に投票箱に入れた。枚数計算機による開票と集計が行われた結果、チーズケーキが63票と圧倒的な票数を得て12月のメニューに決まった。
 チーズケーキへの投票を訴える演説をした米満海世(かいせい)君(亀戸)は、「給食で食べられるのが楽しみ。昔から大好きなのでうれしい」と笑顔。父親と実際に投票所に行った経験があるそうで、「将来、20歳になったら投票します」と元気に答えていた。