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紅葉見物転じて水族園見物に

 毎年11月の初め頃に紅葉が見られる葛西臨海公園に写真撮影に行ってみた。広い園内でも1箇所しかない紅葉の名所があり、5~6人のカメラマンが見ていたが、早い! 紅葉には全く早く、葉は青々としている。
 海岸をぐるりと散歩して帰るのもつまらないので、久しぶりに水族園にも寄ってみた。以前、シーラカンスの展示をしていた時に来て以来だが、園内の展示内容はあまり変わっていないようだ。珍しい魚でもいないかと水槽を見て回っていたが、矢印に従って歩いていくと、自然に出口方向に出るようになっている。
 そこはごつごつした岩山があり、体長60センチ程度の136羽のフンボルトペンギンが群れていた。今年3月頃、1羽のペンギンが岩山を登り、さらにその外側の塀を越えて脱走した。そのペンギンがどれなのか、カメラを向けていたがわからないので、係員に聞いてみた。係員は「えーと、ちょっと待って下さい」としばらく群れを見た後、「あれがそうです」と指差した。「よくわかりますね。何か印でもあるのですか?」と聞くと、「小さな羽の付け根に青い環を付けてあるのです」とのことだった。
 彼の話では、園から8キロ離れた東京湾口の江戸川の橋の下で、園の職員2人が捕獲したというのだが、「あんな小さなペンギンが…」と感心して聞いていた方も多かっただろう。人が岩山を越えるのも大変なのに、良く越えられたものだ。このフンボルトペンギンは健康上も問題もなく、元気だそうである。

撮影日 11月22日 午後2時30分頃
わが町リポーター 市川たけし