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第五葛西小の児童が新川に絞り染めを展示

 江戸川区立第五葛西小学校(江戸川区北葛西、佐々木昌則校長、553人)の6年生が、7月1日の「新川さくら館」オープンに合わせて6月28日から7月5日まで自分たちで染色した布を新川の宇喜田橋付近(江戸川区船堀2丁目~北葛西1丁目)に展示した。
 両岸に渡した紐(ひも)に縫い付けられた約300枚の布が川面を通る風ではためく。1枚ずつ色と模様が異なる布は、6年生が図工の時間に絞り染めの技法で染めたものだ。児童の作品を校内から出して地域に展示する試みは、同校が取り組む「景観まちづくり学習」の一環として図工と家庭科、社会科と組み合わせて行われた。担当する宇田幸正教諭(図工専科)は「自分たちの作品でまちの景色がどのように変わるかを体験してもらい、新川の歴史を知ったり街並みを再認識したりしてほしい」と、狙いを語る。   
 28日は、教員や6年生の有志、江戸川区都市計画課の職員らが、10本以上の紐を宇喜田橋から擬宝珠橋までの新川両岸に渡し、作品を展示した。色鮮やかな布が水面の空間を占めると通行人や散歩中の人も足を止め作業の様子を見ていた。自宅の窓から変化に気付いたという船堀2丁目の石栗ミネ子さん(68)は「ひとつひとつがきれいね。何より地元の子どもがやっているというのがいいわ」と話した。人道橋で作業をしていた6年生の村川陽彩(ひいろ)さん(11)は、「みんなで協力して作ったものなので飾られてうれしい。景色の印象が変わっていくのがわかった」と語った。
 期間中児童らの絞り染めは、「新川さくら館」の前にある広場橋「桜橋」の装飾にも使われ、来訪者の目を楽しませていた。

「新川さくら館」がオープン


 桜の植樹や人道橋の設置など環境整備が進む新川沿いに、7月1日「新川さくら館」が開館した。
 「新川さくら館」は、休憩所と地域活動の拠点機能を兼ね備えた施設として江戸川区船堀7丁目の新川沿いに建設された。しっくい塗りの白壁に桟瓦葺(さんがわらふ)きなど、江戸時代の建築法を再現し当時の蔵と大店(おおだな)をイメージした外観が特徴だ。館内にある「お休み処」では飲み物や伝統工芸品を販売、一般利用もできる多目的ホールでは、古典芸能の体験教室や寄席なども開く予定だ。
 6月29日には、オープンを前にお披露目会が開かれ、多田区長や「新川千本桜の会」の西野博会長ら5人がテープカットを行った。