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第二大島中でタイムカプセル開封

 江東区立第二大島中学校(金久保勝校長、同区大島)体育館で7月26日、「タイムカプセル開封式」が行われ、同校の元生徒約110人が一堂に会し、10年後の自分に宛てた手紙を受け取った。
 タイムカプセルは10年前、同校の創立50周年記念事業として実施。当時の全校生徒の手紙を集めて密封し、校庭の一角に埋めた。金属製のカプセル表面にも生徒のメッセージがびっしりとペン書きされている。
 7月12日、10年前当時のPTAや元生徒らでつくる「開封式実行委員会」が小1時間かけてこれを掘り起こし、式への参加を呼びかけてきた。開封式の日程は、60周年を迎える2014年、地元の大島六丁目団地自治会の祭りの日(7月の最終の土、日曜)と埋める前から定められていた。欠席者の手紙は郵送するという。
 当時のPTA会長、梅津作営(さくえい)さんの司会で、飲食も楽しみながら会はゆるやかに進行し、会場内には、久々の再会に喜びの声を上げる人や記念写真を撮る姿も見られた。来賓の一人、山本展子(のぶこ)元校長はあいさつのなかで、50周年記念の運動会でのエピソードを回想。3年の組体操で1クラスのみが失敗に終わった後、生徒たちが再挑戦を先生たちに直談判し、クラスの垣根を超えて一致団結して成功させたことがあり、山本さんは他者への思いやりあふれるこの行動を懐かしく思い返していた。
 タイムカプセルから取り出された手紙は、まずは山本元校長から学年代表者に渡され、壇上に立った元1年代表の木曽拓郎さんは「みんなで昔の思い出を共有して楽しみたいと思います」。その後、手紙を個別に受け取った元生徒たちの表情はさまざま。「生きてますか?」と書かれた手紙から、将来を不安に感じていた当時の自分を思い起こす人もいれば、高飛車な口調で書かれた手紙に「やっべえ、すごい気持ち悪いー」と笑ったり、字の汚さに驚いたり。内容を覚えていない人が大半で、今の自分を「励ます言葉もあって10年後を考えていたのかな」と感想を話す人も。なかには「ちょっと怖いんで。嫌な予感がします」とその場では開封せず持ち帰る人もいた。
 開封式ではそのほか、当時のスライド上映や抽選会、来年度から新しくなる制服の披露なども行われ、和やかなうちに閉会。その後は仲間同士で地元の祭りに繰り出したりしていた。