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空手 東海温音さん(江東区豊洲)

型競技で全国大会を征する空手少女

東海温音さん(江東区豊洲)

 

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空手の型の一つ「撃砕小」の演武を披露する東海さん。9月に開かれた型競技錬成大会でも準優勝した(豊洲西小学校体育館で、11月18日)

目に見えぬ敵に技を繰り出すように演武する空手の「型(形)」。極真館城南品川支部の道場で練習する江東区立豊洲小学校3年の東海温音(とうかいはるね)さん(9)は、今年5月の全日本青少年空手道型競技選手権大会(会場・埼玉県戸田市)小3女子の部で優勝した。

目線の先まで意識をとがらせ凛(りん)とした表情で「撃砕小(げきさいしょう)」を演じる東海さん。空手は「身を守る術として武道を習わせたい」という両親の勧めで5歳の冬から始めた。最初の練習試合では雰囲気に圧倒されて泣き出し会場に入るまで約2時間かかった、と母・薫さん(42)が語るかわいいエピソードも小学生のお姉さんになった今は懐かしい思い出だ。現在は金子雅弘師範の教える大井町および南品川の道場や有明、豊洲の体育館で行う練習に週4回通っている。父・政治さん(46)や妹の歩佳(あゆか)さん(6)も一緒に空手を習っている。

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藤井指導員(左)に型の指導を受ける。動きに甘さがあると「ぬるい!」と喝を入れられることも

型の試合で上位を目指したのは今年からだ。2月に「第13回極真館型競技錬成大会」で3位になり自信を得たことから特訓を開始した。道場での練習以外にもマンションのパーティールームを借りて練習したり自宅で撮影した動画を送ってアドバイスを受けたりするなど、約3か月間集中的に取り組んだという。

前年は入賞にも至らなかった全国大会での好結果は、目指すものに向かう本人の強い意志が引き寄せた。型指導に当たった藤井将貴指導員は「目標を持った時の集中力が同世代の子に比べて秀でている」と、東海さんの努力家の側面を高く評価する。次の目標は「二連覇して犬を飼う」。等身大の女の子の姿にほっと和む一瞬があった。