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石田波郷生誕100年 地元の「砂町会」が記念碑建立

 江東区ゆかりの俳人・石田波郷(1913~69年)の生誕100周年を祝う記念碑が江東区北砂に完成し、3月10日に除幕式が行われた。
 碑の建立は、「石田波郷砂町会」の会員11人が資金を出し合い、昨年末から準備を進めてきた。完成した記念碑には「砂町を愛した俳人 石田波郷生誕百年記念碑」の文字に加え、波郷の経歴や地元ゆかりの句「雪敷ける町より高し小名木川」「砂町も古りぬ冬日に温められ」が刻まれた。
 愛媛県松山市に生まれた波郷は終戦翌年の1946年から約12年間、妻あき子の実家があった北砂町(現在の江東区北砂)に住み、同区ゆかりの句を数多く詠んだ。また、読売新聞の江東版には「江東歳時記」も連載している。同区北砂の砂町文化センター内には「石田波郷記念館」があり、その執筆活動を広く紹介している。
 記念碑の建立場所は、小名木川と明治通りが交差する「進開橋」の南詰(北砂2丁目)。川に沿って整備されている「北砂緑道公園」の入り口にあたる。
 除幕式には、砂町会の会員や地元関係者に加え、来賓として山﨑孝明江東区長らも出席。この日は、東京大空襲があった日と重なり、除幕の前には出席者全員で黙とうも。同会の関秀雄会長(85)のあいさつ後、掛け声とともにロープが引かれて記念碑が現れると、出席者や見学者は一斉に拍手して祝った。
 関会長は「この記念碑が、地元の新たな名所になることを願っています」と話した。砂町会では今後、同公園内に波郷の文学碑を建立することも計画している。