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画家 大倉奈々さん(葛飾区西水元)

「若手アートコンペ」バネに画家として飛躍

大倉奈々さん(葛飾区西水元)

 

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葛飾区長室前に飾られたグランプリ作品の前に立つ大倉さん。展示場所は10月から、かつしかシンフォニーヒルズに移った

昨年から画家としての活動を本格化させた大倉奈々(作家名=大倉なな)さんは、葛飾区西水元在住の24歳。「かつしか若手アートコンペティション」でグランプリに輝いたほか複数の作品で高い評価を受け、今年は飛躍の年となった。

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「いろいろ見に行ったり、人とたくさん会ったり」しながら、「身近にあったこと、感じたことを絵に描き込みたい」と語る

子供の頃からものづくりが好きで、美術部員だった高校時代は、絵画に加え映像や立体など多方面の作品を手掛け、「全日本学生美術展」で2年連続特選の経歴も。女子美術短大を卒業後、昨年からプロの画家としての道を歩む。

同コンペは、若手芸術家の発掘と育成を目的に、葛飾区が今年初めて実施した。大倉さんの作品はアクリル画で、タイトルは「渇きの中の欲求」。旅先の「淡路島モンキーセンター」で、必死にエサを求めるサルたちを目撃し、「人間にもそういうところあるな」と感じ、人間の欲望を「サルに置き換えた」という。元々描き進めていた絵だったが、ぎりぎりまで提出をためらい、結果、期限前日に意を決して大幅な変更を加えて提出した。以前のものとは「全然違う絵」になったという。

受賞発表は8月。今年はそのほか、「第11回世界絵画大賞展」で2度目の入選、「Life2016日本動物愛護協会賞」受賞などもあり、充実した1年になった。最近ではミュージシャンからの依頼で絵を描いたそうで、「いろいろ挑戦してみたい。頼まれたらやります」と大倉さんは力強く語っている。