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浴衣でクールビズ 涼しそう? 意外に暑い? 錦糸町のAIU保険会社

 錦糸町に日本支社の事務所を構えるAIU保険会社(墨田区錦糸)では、金曜日に社内で浴衣姿の男女社員が働く光景が見られる。
 社員の発案で昨年から始まったこの「浴衣プロジェクト」は、今夏で2年目。クールビズの独自展開として服装規定(ドレスコード)に〝浴衣OK〟を加えた形で、7、8月の金曜日は、浴衣姿で出社することが認められる。昨年は8月のみ実施し、内勤社員を中心に延べ100人が参加した。
 「何か特徴あるクールビズはできないかと考えた時、錦糸町に拠点のある会社なので下町の夏というイメージから和装、浴衣の着用を思いついた」と、発案者の安藤健治さん(42)。着方一つで、正装にもなれば乱れた印象にもなるのが和装の難しさだが、3年前から社内で有志の着付け講座を開いている安藝和恵さん(57)は「最初はおかしな着方になっても、まず着て興味を持ってほしい」と、浴衣初心者のサポート役を務める。ほかにも、美容師資格を持ち、同僚の髪型を浴衣仕様に整える社員など、多様な人材が特技を生かして〝オフィス浴衣〟の広がりに一役買っている。
 7月6日の取材時に会議室に集まった社員に着用の感想を聞いたところ、「快適」と答えたのは男性が多く、女性は一様に「暑い」。仕事中は「パソコン作業で袖が引っかかる」「姿勢が良くなる」という感想もあった。浴衣着用での通勤に抵抗を感じる人は、持参して更衣室代わりに開放される会議室で着付けをするという。8月24日には社内イベントが開かれ、浴衣着用者の増加が見込まれる。