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江東区立中学の「人権宣言」を〝採択〟 全23校の「生徒会長交流会」で

 江東区立の全中学校(23校)の生徒会長や役員が一堂に集う「生徒会長交流会」が1月26日、深川第七中学校(江東区毛利)を会場に開かれた。他校との交流を通じて生徒会活動の充実を図ることなどが目的で、約60人が参加。7回目の今年は「中学校人権宣言」の作成などに取り組んだ。主催したのは、同区立中学校教育研究会特別活動部。
 午前中、まず代表校2校が生徒会活動の実践発表。第二砂町中は、生徒会新聞の発行や「朝のあいさつ運動」などについて、深川第五中は近隣の幼稚園や小学校とのボランティア交流や地域清掃活動などについて発表した。続く「グループ交流会」では、地域ごとに4グループに分かれて生徒会活動への意見を交わし、それぞれ発表も行った。

区青少年委が後援

 昼食にはこの交流会を後援する江東区青少年委員会の面々も加わり、生徒たちは弁当を手に会話を弾ませた。午後は「江東区中学校人権宣言」の作成に向けた話し合い。昨年のテーマは「震災」だったが、いじめによる生徒の自殺や教師による体罰など、学校に関わる問題が取りざたされている今こそ、生徒自らの手で「人権宣言」を完成させようという取り組みだ。
 事前の課題として、生徒たちは学校での11の場面での〝理想の学校像〟をまとめており、各グループはそれをベースに話し合いを開始。短冊に次々と言葉を書き入れて意見を交わし、次第に集約していった。

話し合うこと70分 「宣言」5か条完成

 途中からテーブルを離れて床に座り込んで短冊を囲むグループ、人権やいじめ問題について正面から話し合うグループなど、その進め方は色々。生徒同士すっかり打ち解け合い、時折大きな笑い声が起こるグループも。青少年委員の助言も受けながら約70分間に及ぶ話し合いを経て、複数の宣言を模造紙にまとめてグループごとに発表。この後さらに、各グループの代表が4枚の模造紙を前に表現内容などを詰め、最終的に次の5条から成る宣言を完成させた。
 ▼第1条「人の気持ちを理解し、互いを尊重し合います」▼第2条「誰にでも相談できる環境をつくります」▼第3条「善悪のけじめをつけます」▼第4条「男女関係なく全員で仲良くします」▼第5条「勇気をもって行動します」
 代表してこの宣言を読み上げた大島西中生徒会長の矢口成美さん(2年)が「みんなが出した意見がすごく詰まったと思うので、この5条を守っていきましょう」と呼びかけた後、全員で宣言を読み上げて会は終了した。同校生徒会副会長の岩月晴頌(はるのぶ)君(1年)は「意見箱や新聞など、いろんな学校がやっていることが、具体的に聞けて参考になりました」と交流会の感想を話していた。