top

江戸川区家庭教育サークル連絡会40周年

 自分の育児をより良いものにしたいと願う母親たちが活動を続ける「江戸川区家庭教育サークル連絡会」が、11月9日にタワーホール船堀(江戸川区船堀)で、発足40周年記念の講演会を開き、オーストラリア在住の松平みなさん(64)が、「オーストラリアの家庭教育」について語った。
 家庭教育サークル連絡会は、1973年に発足。江戸川区春江の高橋充子さん(77)が、区主催の婦人学級(後の家庭教育学級)の受講生仲間やPTA関係の友人などと学習会を開く自主サークル「原点ママ」を立ち上げたのが始まりだ。その後サークル数は増え、区の家庭教育学級を「家庭教育セミナー」として引き継いで実施している。また、99年からは鹿骨区民館で週1回程度、親子活動の場「キッズランド」も開いている。一連の活動は孤軍奮闘になりがちな育児において苦労と喜びを共有する仲間作りや先輩ママの経験や知恵を学ぶ場となった。無事に子育てを“卒業”し、現在は孫のいる世代になっている会員も多い。
 9日の記念講演で講師となった松平さんは、89年にオーストラリアに移住し、現地で教職に就きながら日本とオーストラリアを結ぶ架け橋となりボランティア活動を続けている。江戸川区がゴスフォード市と姉妹都市となった際には同市在住の日本人として盟約文書作成を任された。同会との交流は、高橋さんが財団の国際交流派遣でオーストラリアを訪問した90年から始まったという。
 講演会では、「私は子供がいないので、友人・知人にインタビューしてきました」と、オーストラリアの家庭で実践されている子供のしつけや教育を紹介した。親の話を聞く姿勢を小さいころから徹底させること、家事を手伝い高校卒業後の学業は自力で費用を捻出(ねんしゅつ)することなど、日本とは異なる教育の常識について実例から展開する話に約70人の参加者は真剣に耳を傾けていた。