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水泳 金藤理絵さん(フットマーク)

下町の会社に支えられて金メダルを手に

金藤理絵さん(フットマーク)

 

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講演終了後の記念撮影で子供たちと交流する金藤さん。胸にかけた金メダルにも注目が集まった

リオデジャネイロオリンピック水泳女子200㍍平泳ぎで金メダルを取った金藤理絵さん(28)は、墨田区緑の水着メーカー、フットマーク株式会社の所属選手だ。12月1日に、同社と道一本隔てた隣にある墨田区立緑小学校を訪れて子供たちとの交流を楽しんだ。

金藤さんは、フットマークが国際競泳ブランド「Jaked」を有するイタリアのジャケッド社と独占販売契約を結んだ2010年の翌年(11年)4月に、ブランドのシンボルアスリートとして所属契約を結んだ。創業70年(1946年~)、社員63人の会社が初めて迎えた所属選手だったが、有志が社内応援団を作り、手探りでサポートの体制を整えていったという。ロンドン五輪(12年)の代表を逃すなど思うような結果の出ない苦しい時期を経験した金藤さんが金メダルを手にしたことは、どんなときも変わらぬ姿勢で応援しようと取り組んできた人たちにとっても望外の喜びだったに違いない。

大学時代のトレーニングで利用した「アイスバス」について理解してもらうために、「温泉の水風呂の水温って何度だと思う?」と子供たち問いかける金藤さん。たくさん手が上がった

大学時代のトレーニングで利用した「アイスバス」について理解してもらうために、「温泉の水風呂の水温って何度だと思う?」と子供たち問いかける金藤さん。たくさん手が上がった

11月には紫綬褒章も受章し、講演会やイベントにひっぱりだこの金藤さんだが、「会社に来る時に校庭で楽しそうにサッカーをする子供たちの姿などを以前から目にしていた」緑小の初訪問では、児童から熱烈な歓迎を受けたことを喜んでいた。低学年の子にも理解できるようにシンプルにまとめられた講演は、夢や目標に向かってもがく姿を周囲に応援してもらえる「愛される人になってください」というメッセージが、本人の実感を伴って聞き手の心に強く響いた。