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次の時代を担うフェンシング・フルーレの貴公子 松山恭助さん(台東区西浅草)

 

剣を左手に構える松山さん。7月にはドイツ・ライプチヒ市での世界選手権、8月には台湾・台北市でのユニバーシアードと海外試合を次々控えて大事な時期を迎える

フェンシングのフルーレ種目において太田雄貴選手引退後、ナショナルチームのキャプテンを引き継ぎ、2020年の東京オリンピックにも期待がかかる早稲田大学スポーツ科学部3年の松山恭助さん(20)。目標とする場所に立つために必要なものを積み上げる時期がすでに始まっている。

4歳で始めたフェンシングは兄・大助さん(22)が学校からもらった台東区内の少年スポーツ団体の案内チラシがきっかけだった。兄弟で台東リバーサイドスポーツセンター(台東区今戸)に通いながら基礎を学び、上をめざしたいと早大がスポーツ振興事業の一環として設立した「ワセダクラブ」のフェンシングスクール一期生になる。2012年には世界ジュニア・カデ・フェンシング選手権のカデ男子フルーレ個人戦で優勝した。インターハイも三連覇を果たす。

180㌢の身長と自然に身に着いたという左利きの剣さばきを強みに、早大進学後も国内にとどまらない活躍は続く。昨年4月はジュニアとして出場できる最後の世界ジュニア・カデ選手権で団体戦優勝、個人戦3位という結果を残した。8月にはオリンピックに出場する太田選手の左利きの練習相手(トレーニングパートナー)としてリオデジャネイロに同行している。

練習試合で大助さん(右)と対戦する様子。2歳違いの兄は良きライバルであり自分を先導してくれる存在だという

周囲からも3年後に向けた成長を期待されるが「出場して優勝を目指すには課題が山積みで、今からが大切だと思っている。6月以降の試合ではトップ選手と対等に戦えるだけの自信をつけていきたい」と、今月13日から香港で行われるアジア選手権への意気込みを語った。