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東高砂保育園で恒例の初釜体験

 葛飾区東高砂保育園(生井ひろみ園長、園児76人、同区高砂)で1月6日、新年のお茶会「初釜」を園児たちが体験した。この初釜は、日本の伝統文化である茶道や礼儀作法を学ぶ目的で1998年から行われている同園の恒例行事。茶釜などの道具は地域の人から寄贈されたもの。
 この日は、獅子舞や正月に関するクイズなどを楽しんだ「新年子ども会」のあと、3〜5歳の園児34人がお茶会に参加。今年は、南高砂保育園(同区高砂)の4、5歳園児9人も参加して行われた。
 畳が敷かれ茶具が用意された会場の保育室では、「春の海」など琴の曲が流れ、茶道をたしなむ保育士が和服姿で園児たちをお出迎え。廊下で騒いでいた子も会場に入ると、厳かな雰囲気に驚いたのか静かになった。作法にのっとり棗(なつめ)から抹茶をとり茶碗(ちゃわん)に入れ、柄杓(ひしゃく)で釜からお茶を茶碗に注いで茶筅(ちゃせん)を振ってお茶をたてる優雅な仕草に、園児たちは興味津々。厳かな雰囲気のなかで順番を待ち、3〜5人ずつ順番にお茶を味わう。
 保育士から「どうぞ」と声をかけられた園児たちは、畳の上に並んで正座し、両手をついて丁寧にお辞儀。お菓子(おまんじゅう)に続いて茶碗を両手に持って抹茶を味わい、お辞儀をして退席した。
 最初に体験した5歳児は3年目となることから正座や抹茶の味にも慣れている様子で、お茶を味わう姿もなかなかのもの。一方、3歳児は日頃と違う先生たちを前にやや緊張気味の様子で、なかにはお菓子を落としてしまう子も。自分の顔ほどもある茶碗で恐る恐る抹茶を飲んでいたが、飲み終わったあとは満足そうな表情。予想に反して「苦かった」という声はあまりなく、ほとんどが「おいしかった」との感想で、笑顔を見せる園児が多かった。