top

東大島駅が改修へ

新しくなったらホームから川の風景が楽しめます

  東大島駅が改修へ

 

都営新宿線東大島駅が、2月下旬から改修工事に入った。ホームから川の景色が楽しめる駅にしてほしい、という地元の声も生かして壁面にガラス部分を大きく取ったデザインにする予定だ。

東大島駅は、1978年12月21日の新宿線岩本町―東大島間開通に伴って開業した。駅舎が旧中川に架かる橋の上にあることに加え、駅の中に区境(江東区と江戸川区)があることが全国的にも珍しく関東の駅100選(2000年の第4回選出25駅の一つ)にも選ばれている。

改修後のイメージ図、ホームには待合室も新たに4か所設置される

改修後のイメージ図、ホームには待合室も新たに4か所設置される

都交通局建設工務部によると、東大島駅の改修は都営線の地上駅で進めてきたホーム上屋の屋根ふき替え工事に併せて行われる。大きく変わるのは川の真上に位置する駅舎の外壁約120㍍の部分で、これまでのセメント板からガラスサッシと金属パネルになることで、眺望が大きく開けるものとなる。

駅の印象を変える大規模な改修は今回が初めて。駅の下を流れる旧中川は2011年に完了した護岸の整備事業で遊歩道ができ、周辺の景観が改善した。13年には小名木川との合流地点に「旧中川・川の駅」が開設され、ここから水陸両用バスが運航している。魅力的な水辺環境が整い、地域活性化や観光振興の面でも期待される中で、窓が小さく壁に囲まれた駅舎にも改良を求める声が出ていた。

旧中川に囲まれた「西袋」と呼ばれる江戸川区平井7丁目に38年住んでいる吉田誠一さん(72)は、駅舎の〝ガラス張り〟を望んでいた一人だ。約3年前から江東内部河川流域連絡会の都民委員や町会での活動を通じて「駅をガラス張りにすることでホームと川の景観が一体化される」と、各方面に駅舎の改装を提案していた。「風格のある都市空間の創出」という観点から全面ガラス張りの駅舎改装を求める動きは、駅周辺の江東区側の町会や旧中川を利用するカヌー団体なども、14年11月に要望書を都議会議員に提出している。

都の示すイメージ図ではガラス窓がつくのは約240㍍あるホームの半分で、川に溶け込むような全面ガラスの建物は実現が難しかったようだ。工期は、外壁撤去などの本格的な工事が3月下旬に始まり、来年8月ごろ完成予定だ。