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東京臨海病院の患者たちに歌をプレゼント

 江戸川区臨海町の東京臨海病院(山本保博病院長)のエントランスホールで、米国のゴスペルグループ「Heavenly Choir」(ヘブンリィ クワイヤー)が昨年12月16日に無料コンサートを開催。入院・外来の患者やその家族たちを楽しませた。
 同グループは約30年前、元プロジャズピアニストのヒューバート・パウエル牧師を中心に結成。妻のジャクソンさんや息子たちなど家族を主要メンバーに活動を続け、今では米国でも3本の指に入る実力派とされている。日本での人気も高く、1995年から毎年日本で公演しているが、来日中のパウエル牧師が体調不良の際、同病院の山本病院長が度々主治医を務めた縁から、2010年12月に同病院でコンサートが実現。2度目となる今回のコンサートは、東日本大震災の被害者を元気づけたいとの意向もメンバーたちにあるとのこと。同病院の患者のなかにも千葉県浦安市などで液状化の被害にあった人が少なくないという。
 拍手の中で会場に姿を見せたメンバーたちは、1曲目「ウィヴ カム」からパワフルな声を聞かせ、その迫力に圧倒されながらもこれに手拍子で応じる観客たち。クリスマスソング「聖しこの夜」では日本語歌詞も織り交ぜて美しいハーモニーを聞かせ「アメイジング・グレイス」では伸びやかな歌声で観客を魅了した。曲途中のトークでは、日本の震災被害を気遣いながらも「(日本は)ストロング カントリー」と励ましたパウエル牧師。最後はアップテンポの曲「オー ハッピー デー」で観客と一緒に盛り上がって盛況のうちにコンサートは終了。男性患者の1人は、以前ニューヨークのハーレムでゴスペルを見た経験があるそうで、短期入院中のなかでコンサートが聞けて「ラッキーでした。すごく心がこもっている。被災地や津波の心配もされてて、ジンときますね」と喜んでいた。