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東京聖栄大の学生が「非常食と栄養」テーマに高齢者向け講演

東京聖栄大の学生が「非常食と栄養」テーマに高齢者向け講演

 

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「エマージェンシーブランケット」の使用体験では「こりゃすごいよ」「どこで買えるの?」といった驚きの声も

管理栄養士など〝食のプロ〟を目指す東京聖栄大学(葛飾区西新小岩)の学生が9月4日、NPO法人「中・西会」と協力し、「非常食と栄養」をテーマに高齢者対象の講演を旧西渋江小学校(同区四つ木)で行った。

「中・西会」は、地域ごとに高齢者を支える組織が今後不可欠と考えた同区四つ木地域の有志の呼びかけで2002年に結成。10年からは同区との協働事業で、みんなで昼食を楽しむ「ふれあい共食会」を実施している。また、14年からは、同大健康栄養学部の鈴木三枝教授のゼミ学生が「共食会」のなかで講演しており、今回の講演もその一環。同ゼミ所属の4年生たちが企画から関わり準備してきた。同会と同大は「連携・協力に関する協定」も15年7月に締結した。

午前10 時、参加者約50人と学生約10 人が集まり講演が始まった。学生たちはまず、軽くて保温性に優れた「エマージェンシーブランケット」や「水のいらないシャンプー」など、市販の防災グッズを紹介。続いて、高齢者の嚥下や咀嚼などの体力面を考慮した非常食を提案。学生たちがこの日のために考えたもので、高齢者の生活圏が現役世代に比べて狭いことを考慮し、コンビニなどで手軽に購入でき、長期保存が可能で、栄養価の高いシリアルやゼリーなどの食品を提案すると、参加者からは「風邪をひいたときにもいいね」と、これまであまり手に取らなかった食品を身近に感じた様子だった。

最後は、講演内容をまとめた手作りの冊子や、避難セットに最低限必要な品を記載したチェックシート、用意した食料品と賞味期限がひと目で分かるチェックシートなどが配られ、正午ごろ講演は終了。参加した小林公子さん(75)は「おでんやパンの缶詰など、非常食なのにこんなにおいしいのかと驚いた。避難セットは用意しているが使う機会がないのでいい体験になった」とコメント。学生の細越星七さん(21)は「コンビニなどで買えるものも多いので、上手に取り入れて普段の食生活も充実させてもらえたら」と話していた。