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東京大空襲から70年

東京大空襲から70年

 3月10日に向けて

各地で追悼式典や記念行事

 

 東京大空襲70年目を迎える3月10日に向けて追悼式典や記念行事が、墨田、江東、江戸川区の各地で予定されている。高齢化で語り手となる人が減る中で、当時の体験をじかに聞く貴重な場にもなる。

 都立横網町公園(墨田区横網)内にある東京都慰霊堂では、3月10日に全国から遺族が集まる慰霊式典を開くほか、7日には公益財団法人東京都慰霊協会が朗読・上映会を行う。安田学園や墨田区立両国中学校の子どもたちが空襲体験をつづった当時の児童・生徒の作文を朗読するほか、アニメ映画「ガラスのうさぎ」(2005年制作)の上映会を開く(午後2時~4時30分、参加無料)。定員250人は満席間近だが、立ち見でも参加できる。

 すみだ郷土文化資料館(墨田区向島)ではこれまで明らかにされてこなかった町単位での空襲火災の発生・延焼過程について最新の研究を企画展「東京大空襲・七十年」で紹介している(5月17日まで、月曜、第四火曜休館、100円)。展示では、同館と東京大空襲・戦災資料センター(江東区北砂)が「都内戦災殉難者霊名簿」から作成した「いのちの被災地図」をもとに人々の避難行動を分析し、証言や気象条件などの関連資料を複合的に用いて空襲被害の実態に迫る。同館では、7日午後1時から空襲体験者によるギャラリートークと平和祈念コンサートも開かれる(要申し込み)。

 戦災資料センターでは、「決定版 東京空襲写真集」(1月刊行、勉誠出版)刊行記念として「戦後70年にふりかえる東京空襲写真展」を4月12日まで開いている(水~日曜、3月9・10日は休館、300円)。3月8日には江東区文化センター(江東区東陽)で体験や証言映像を発表する「東京大空襲を語り継ぐつどい」(午後1時30分、参加費500円)が開かれる。

 また、「再び許すな東京大空襲!反戦平和の集い実行委員会」(江東区労働組合連絡会などで構成)が、3月8日に墨田、江東区内で追悼碑巡りを行う(午前10時30分、都営新宿線菊川駅A3出口集合)。

 

「江戸川区戦災犠牲者追悼式」は、3月10日午後3時に小松川さくらホール(江戸川区小松川)で開かれる。式典を主催する「世代を結ぶ平和の像の会」は、「江戸川・慰霊碑巡り路地裏平和行進」も同月1日に行い、正徳寺や宝積院などの戦災を焼け残った施設や慰霊碑を回りつつ追悼式典の出席を呼びかける。