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東京スカイツリー第1展望台の最上部公開

 約200歩、約2分。第1展望台の窓に沿ってゆっくり1周してみた。その歩数と所要時間だ。
 内装工事が進む東京スカイツリーの第1展望台内部が10月30日、報道陣に公開された。3月6日の同展望台公開時は、345メートル地点(3層部分の真ん中)の一部のみだったが、今回は最上部・メーンフロアにあたる350メートルの階にも立ち入りが許可された。超高速エレベーターでわずか1分ほどで昇り、到着するとソラカラちゃん、テッペンペン、スコブルブルが出迎えていたが、すぐに報道陣からの写真攻めにあっていた。今回の見学順路は、利用客が展望台に上る時の導線に沿って動いた。出発ロビーのある4階から350メートルまで超高速の本設エレベーターで移動し、レストランやオフィシャルショップのある345メートル地点、カフェやガラス床の設置される340メートル地点へ階段で下り、最後はエレベーターで5階の到着ロビーへ。
 現時点では配線やコンクリートの床がむき出しだったが、第1展望台をはじめ、以前より具体化した内装のデザインも発表され、各施設の予定設置箇所(かしょ)には、予想図が置かれていた。4階部分は職人のオブジェを並べたり、壁面に小紋柄を取り入れるなど「江戸・下町文化」を連想させる演出を予定し、ここから「東京」を想定した第1展望台、「未来」の第2展望台へ向かう、というイメージが示された。また“江戸”に関連して350メートル地点には文化6年(1809年)に津山藩(岡山県)の絵師・鍬形蕙斎(くわがたけいさい)が鳥瞰図(ちょうかんず)的に描いた「江戸一目図屏風」が、描かれた場所に対応する景色が広がる西南西部分に飾られる予定だ。
 そのほかに、心柱内に取り付けられた避難階段や制振装置・オイルダンパーやも公開された。オイルダンパーは10月に96箇所の取り付け工事が完了し、今後は震災など非常時に機能することが期待されている。