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曳舟小で認知症サポーター養成講座 6年生47人に「オレンジリング」

 認知症を知り、温かいまなざしで見守ってほしいと実施している墨田区の「認知症サポーター養成講座」が3月7日、同区立曳舟小学校(墨田区京島、平林久美子校長、児童数346人)で開かれ、6年生の児童が受講した。
 この養成講座は、地域で認知症理解を深めるための啓発事業として、区内の団体や事業所などに所定の研修を修了した「キャラバン・メイト」と呼ばれる講師が出向き、認知症患者の気持ちや接し方などを講義の中で伝えている。対象は民生委員や福祉施設、信用金庫やスーパーの職員などで、講座を通して認知症を学んだ受講者は「認知症サポーター」となる。
 厚生労働省が2005年から展開している「認知症サポーター100万人キャラバン事業」に基づいて行われ、昨年末までに全国で約390万人、同区内では約2000人の認知症サポーターが生まれている。
 曳舟小では、6年生47人を対象に講師の「むこうじま高齢者支援総合センター」(同区東向島)の職員が、「認知症って何だろう?」という授業形式で講座を実施した。
 担当職員は認知症について説明した後、「料理を失敗する」「財布が盗まれたと思い込む」などの認知症の症状をDVD映像で紹介し、それぞれのケースで患者自身がどんな気持ちになるかをグループごとに話し合った。児童らは「自分の言うことが信用されないと悲しくなる」などの感想を伝え合いながら、認知症の人への接し方についても話し合った。
 最後に認知症サポーターの目印となる「オレンジリング」が47人に手渡され、受講した児童は区内で初の小学生認知症サポーターになった。