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日・印の友好願い 13回目の「ディワリフェスタ」

 インドの祭り第13回「東京ディワリフェスタ西葛西」(ディワリフェスタ西葛西実行委員会主催)が10月27日に江戸川区西葛西の西葛西新田6号公園で行われ、約6000人(主催者調べ)が訪れてインド料理や伝統芸能を楽しんだ。
 「このフェスタで日本とインドの交流の輪が広がり、友好が深まれば」と実行委員長のジャグモハン・S・チャンドラニさん(60)。1978年の来日から34年。翌79年10月の地下鉄東西線西葛西駅開業前から西葛西に住み続けている。日本で初めてインド資本によるインド紅茶の輸入業を始め、現在約2000人のインド人が葛西地区を中心に江戸川区で暮らしているのも、チャンドラニさんを頼って来日した人が多かったからだ。ディワリフェスタは、異国の地で彼らの心が和むようにと、チャンドラニさんが始めた。
 「ディワリ」は、インドのヒンズー教の一番大きな祭り。古典の「ラーマーヤナ」に由来し、ジャングルに追放された「ラーマー王子」が14年ぶりに無事帰国したのを祝う祭りとしてスタートし、「秋に行うので収穫祭としての意味も持っています」(チャンドラニさん)という。そのフェスタが「西葛西の地元の祭りとして認知され、多くの人が参加して日本とインドとの友好に役立てば」と願っている。
 フェスタの会場正面にステージが設けられ、広場の観客席を囲むようにインド料理の模擬店が並ぶ。インドのボディーアート、衣料品店、インターナショナルスクールなどのブースが設けられ、どのインド料理店にもインド人だけでなく多くの日本人が訪れ、長い列ができた。
 ステージではインドの子供たちのダンスなどが繰り広げられ、チャンドラニさんや多田正見・江戸川区長、平林博・日印協会理事長があいさつ。このフェスタに合わせて来日した人たちによる東インド・ベンガル地方の伝統芸能「インド仮面舞踏プルリア・チョウ・ダンス」には、ひときわ大きな拍手が湧いた。
 来場者の8割ほどは日本人で、近隣からはもちろん、横浜市、さいたま市などの遠方から家族や友人たちと訪れた人も。午前6時大阪発の新幹線で駆けつけたというインド研究者の関根康正・関西学院大学教授は、「地域を巻き込んでのインドの祭りは面白い」とフェスタを堪能していた。
 日・印の友好の輪が、江戸川区発で着実に広がっている。