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新グルメ 串揚げ12本セット

 外観はカフェ、ドアを開けるとダイニングレストランのたたずまい--串揚げとワインを楽しめる店「一喝」は昨年五月、JR錦糸町駅北口に開店した。
 「下町で育った私はよく知らなかったが、これが大阪の串揚げだと納得した」と江東区亀戸の鈴木はるみさん(48)を満足させたのは、串揚げの本場大阪で育った水野一志さん(50)と妻の綾子さん(42)が大阪で修業して身につけた味だ。旬を生かした串揚げは三十五種類。多彩な食材が織り成す味の深さが東京の下町の人も引きつけ、にぎわいを見せる。
 鈴木さん推薦の串揚げ十二本セット(二千六百円)=写真=はディナータイムのコース料理。串揚げのほか生野菜、デザートが付く。一本一本揚がっては出される串をソース、ポン酢、塩の三種類で味わう。ワイングラスを傾けていると、ほんのり酔い心地で時が過ぎていく。
 シソ巻きの芝エビから始まりカニ身のキス巻き、甘酢を隠し味にした貝柱、マヨネーズをからめたアスパラの一本揚げ、タルタルソースがかかったシイタケやほど良く揚がりぷりぷりしたギンナンなどヘルシーな一品一品が揚がってくる。串とセットの生野菜は、スティック(キュウリ、ニンジン、大根、長ねぎ)とキャベツで、特製みそダレで味わう。
 長ねぎやキャベツを口に含むと、串の味が心なしか引き立つ。ワインの量も増えていく。「そうなんですよ。野菜と串の取り合わせが良くて。串揚げに野菜は欠かせないんです」と綾子さんが説明してくれた。肉串ではピーマンの肉詰め、牛肉揚げ、豚のヒレ肉と長ねぎ、ほかには軟らかいもちと明太子が溶け合うもちめんたいなどもあり、串揚げの奥の深さを知らされる。
 ◎一喝
 墨田区錦糸二の九の五TEL5637・9877(午前十一時三十分-午後二時、午後五-十一時※土・日曜、祝日は午後五-十一時。無休)。ランチコースは八百五十-千二百六十円。JR錦糸町駅北口徒歩三分。