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手漉き和紙から紙子模様の拓本染め 「白石和紙の魅力展」

 深川東京モダン館(江東区門前仲町)で9月15~17日の3日間、「伝統はモダン 白石和紙の魅力展」が開催される。現在、宮城県白石市でただ一軒、手漉(てす)き和紙を作っているという「白石和紙工房」の和紙と白石拓本染め紙を展示する。
 東日本大震災からの復興と、宮城の伝統工芸職人を絶やさないよう応援するため、昨年、同館で開かれた「仙台箪笥(たんす)」に続く宮城県の伝統工芸品展示会の第2弾で、会場では、深川と仙台藩の歴史的関係や、白石など宮城の観光も紹介する。
 拓本染めは、強度と耐久性に優れた白石和紙を特別な厚さに漉き、伝統的な紙子(かみこ)模様を打ち出したもの。胡桃(くるみ)で薄く染めた和紙を、模様を彫った版木(はんぎ)にたたいて密着させ、浮き出た部分を柿渋(かきしぶ)や蘇芳(すおう)などで染める。丈夫な白石和紙だからこそ可能な工程だという。
 美しい紙子模様のデザイン、版木の彫り、染料も工房で自ら作り上げたもので、展示では布のように使える紙子や、和紙を糸にして紡いで織った紙布(しふ)織りなどが白石和紙の魅力を伝える(購入も可)。
 午前10時から午後7時(最終日は午後4時)まで。無料。16日には、白石和紙で折敷(おしき)を作るワークショップ(午前10時30分~、午後1時30分~)も開催する(要予約)。
 問い合わせは深川東京モダン館電話5639・1776。