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手ぬぐい作りを体験

1409795704 「東京和晒創造館」(葛飾区立石)で8月8日、「夏休み助っ人教室『葛飾の産業を学びながら手ぬぐいを作ろう』」が開かれた。
葛飾区郷土と天文の博物館の企画によるこの催しは、夏休みの自由研究の時期に合わせて「地元・葛飾を知ってもらう機会を作ろう」と行われた。昨年度は「北星鉛筆」(同区四つ木)で、木くずを使った粘土による鉛筆作りを試行的に実施したところ好評だったため、今年度から計3か所で本格実施することになった。同博物館の谷口栄学芸員は「葛飾にはたくさん地域を学ぶ資源がある。子供たちに体験してもらうことで、葛飾のことをもっともっと知ってほしい」と話す。
「東京和晒」(瀧澤一郎社長)が運営する「東京和晒創造館」は「新たな手ぬぐいづくり文化の創造」を目的とした施設。この日集まった参加者は小中学生とその保護者たちで、午前と午後で各20人。手ぬぐい作りでは、製造工程のうち、型紙の柄を布に写す「のり付け」、絵柄に色を着ける「注染」、のりと余分な染料を落とす「水洗い」を体験し、子供たちは真剣そのものの表情で作業に没頭していた。
作業終了後、参加者たちは手ぬぐいの歴史などについて質問。「手ぬぐいを作っている工場は昔はたくさんあったけれど、今では関東で7軒。葛飾区内では四つ木にも1軒あります」「手ぬぐい作りには水をたくさん使うから、川の周りにたくさん工場があったんだよ」との話に耳を傾けた。製造は手ぬぐいだと1日5000枚(500反)ほどで、世界でも類を見ない伝統的な技法「注染」の特徴も詳しく解説した瀧澤社長は「製造過程を知ってもらい、オリジナルの手ぬぐいを作ることで、手づくりの良さを伝えたい」と話していた。