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愛用した古靴を清めて供養 台東区の「くつの神社」 玉姫稲荷で

 台東区清川の玉姫稲荷神社(都築久弥宮司)で4月27、28日の両日、古靴の供養と安値市の「こんこん靴市」が開催された。氏子に靴の生産者が多く、「くつの神社」とも呼ばれる同神社で、毎年春と秋、神社と周辺の靴関連業者らが開いており、春は30回目。
 今回は、約40店舗のテントが並び、靴のほかにも財布やハンドバッグ、ベルトなどの皮革関連商品約10万点を6~9割引で販売。古靴3足ごとに1枚、市で使える買い物券などが当たる抽選券がもらえるほか、図書券や商品券も市での買い物券と交換できるなどのサービスもあり、2日間で約3万2千人が訪れた。
 古靴感謝供養祭典では、集まった古靴を宮司が米、麻、塩、紙で作られた切麻ではらい清め、火焚串(ひたきぐし)で足の健康を祈願。初日の関係者らによる供養の式典では、「靴を販売することで生活している感謝の気持ちを込めて」と実行委員会からあいさつ。売り上げの一部や積み立てたお金など20万円を日本赤十字社へ寄付する贈呈式や、和太鼓演奏の奉納なども行われた。
 また、地元靴業界の元気を世界に発信しようと、地球と大きな紳士靴とを組み合わせた男神輿(みこし)「靴神輿」と、「シンデレラ」の結末からガラスの靴をモチーフにし、幸福と幸運を発信するという女神輿「シンデレラの靴神輿」が練り歩いて会場を盛り上げた。
 娘の亜希さん(24)と一緒に参加し、女神輿を担ぐのは4回目という早川文子さん(53)は、「地元の祭りを盛り上げたいという気持ちもあって参加しています。安くていいものが買えるので、靴市も毎回楽しみ」と、汗ばむ陽気の中、神輿を担いで爽やかな笑顔だった。
秋の「靴のめぐみ祭り市」は11月23、24日に開催される。