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店舗の入り口を彩る垂直花壇

 ペットボトルに植物を植えた垂直の花壇が店舗の入り口を飾っている。立体花壇と自動潅水装置の設計・施工で国内で唯一、ペットボトル式壁面緑化の特許を持つみどりの産業(江戸川区南小岩)が、置き型式で腰掛けいす付きの花壇を開発した。
 公道に接する壁面緑化で、温暖化緩和、建物の冷却に加え「通行する人に潤いを」と、社長の小坂正照さん(50)。ごみになる大量の使用済みペットボトルを植木鉢にして、水やりはソーラーパネルの電力でタンクの雨水をくみ上げて流れ落とし、タイマーで水やり日、時刻を設定できる。雨水とソーラー発電を利用した水道、電気代がかからない自動壁面緑化システムだ。これまでに永田町の参議院会館、再開発が進む六本木や虎ノ門の工事現場の仮囲いのほか、地元では江戸川区役所、介護老人保健施設のジェロントピア菊華(同区鹿骨)、同区内の小学校や墨田区役所に施工されている。
 場所を選ばずに設置できるため、新たに店舗向けに置き型式を開発した。2011年1月から市場出荷を予定し、この11月からリースを始めた。緑に覆われたペットボトル(2リットル)を横に4本並べて1基とし、それを縦に5基連ねる。高さ1・8メートル、幅56センチで道を歩く人やレストランで順番待ちの人が腰を掛けられるいすを設けている。スペースがある場所では垂直花壇を横に連結でき、いすが横つなぎになり「座る人たちの間でコミュニケイションが生まれる緑のスポットにしたい」と小坂さん。
 ペットボトルに入れる土に固形肥料を加えたり雨水タンクに液体肥料を入れてトマト、イチゴ、ホウレンソウ、コマツナの育成にこれまで成功。観葉植物も育てている。リユース(再利用)、リメーク(作り直し)によるエコロジー(環境保護)を「街の中で実践したい」と、小坂さんは抱負を語っている。問い合わせはみどりの産業TEL3673・1469、ホームページはhttp://www.midorino-s.com