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平井聖天節分会と柴燈護摩(火渡り)

 2月3日は節分。江戸川区平井のJR平井駅北口のほぼ真北の平井聖天(しょうてん)でも節分会(せつぶんえ)が開かれた。赤い幟(のぼり)旗が案内する山門をくぐり、境内に入ると、大勢の参拝客と稚児姿の子供の多さに驚かされる。本堂のすぐ近くの幼稚園児たちが主役だ。
 本堂で住職の話を聞き、枡(ます)を渡される。本来は赤鬼、青鬼に豆を打ちつけるのだが、今は枡の中はキャンディーや飴(あめ)と小さなお札だ。この寺の赤鬼、青鬼たちは皆のお友達なのだ。
 正午過ぎ、鐘楼の鐘が鳴り響く。柴燈護摩(さいとごま)の始まりを知らせる合図だ。平井聖天は、弘法大師を高祖とする新義真言宗の寺。開山から千余年の歴史を持つという。関東の三大聖天の一つで、多くの人々の信仰のよりどころとされている。葛飾区金町の金蓮院の末寺で、開山は元暁(がんぎょう)法印と伝えられ、平安時代の草創といわれるが、年代は明らかでない。
 本尊の3メートル余りの大不動明王は、胎内に高さ3・6センチの不動明王を安置し、世に出世不動として多数の信者から尊崇を受けている。

2月3日撮影
わが町リポーター 市川たけし