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就労支援で手作りパンの店 葛飾・細田「ル・マンマ」

就労支援で手作りパンの店

葛飾・細田に「ル・マンマ」が誕生

 

葛飾区細田の住宅街に11月11日、手作りパンの店が誕生した。「パン工房 ル・マンマ」は、障害者の就労継続支援B型事業所としてNPO法人おおぞら会(関口節子理事長)が開店した。

ウインナー入りパン120円、シナモンバナナロールも120円。奥の厨房

(ちゅうぼう)から焼き上がったパンが次々と運ばれてくる。オレンジを基調

とした店内は、同じ細田にある「就労支援センター ファンタジア」で利用者が作ったつまみ細工のクリスマスツリーの壁飾りが季節感を出している。

2005年に江戸川区南小岩で発足したおおぞら会は、発達障害の子供たちと保護者の支援を目的として活動を始め、近年では就労支援事業も展開している。「ル・マンマ」は、12年に開設した「ファンタジア」、翌年に葛飾区柴又にオープンした「柴又まちの駅 ファンタジア」に続く三番目のB型事業所だ。

最初の施設が、自主生産品づくりに集中できる落ち着いた環境づくりを目的としているのに対し、「まちの駅」は、接客の仕事を希望する利用者の働く場として観光客や地域の人に手作り菓子の販売や喫茶を提供する。「ファンタジア」の大石徹センター長は、パン工房は、自分が製作にかかわった商品が売れる様子を直接見ることで利用者がやりがいを得やすく、作ったり売ったりする作業に意欲的な人が能力を発揮する場になる、と見込む。天然酵母を使ったパンづくりは、大石さんの妻で生活支援員の由美子さん(30)が、製パン学校に通って一から習い、全体を主導する。

開店間もない「ル・マンマ」には幼稚園帰りの親子連れなどが来店し、焼きたてのパンを購入していく。一日で10種類程度焼くため、時間帯によって並ぶパンは違うが、価格は80円から120円程度に抑えて買いやすくしている。「地域に愛されるお店として成長していきたい」と大石さんは話している。

◎「ル・マンマ」葛飾区細田5の14の17、午前11時~午後4時。土・日曜、祝日休み。℡6657・8879

焼きたてパンが並ぶ店内

焼きたてパンが並ぶ店内