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小岩地区に“防災組織”

 「小岩地区防災組織」の発足式が十月三日、江戸川区北小岩一丁目の小岩アーバンプラザで関係者約五百三十人が参加して行われた=写真。「防災組織」は「みんなの命、地域で守る!」をスローガンに、小岩地区の三つの自治会連合会(南小岩地区、北小岩地区、小岩地区、計三十七町会・自治会)の役員ら約四千百人が中心となって結成した。

 「防災組織」の発足のきっかけは昨年二月、すでに三自治会連合会を中心に組織し防犯面での活動を展開していた「環境をよくする小岩地区協議会」(会長=宮崎鎮雄南小岩地区自治会連合会会長)で、「防犯だけでなく防災面にも力を入れたい」という機運が高まったこと。そこで、同協議会では昨年八月から、阪神・淡路大震災の資料などを参考に災害発生後の七十二時間、地域の力で自分たちの街を守ることを目的に小岩地区防災計画案の作成を開始。同区防災課や地元警察、消防などとも協議を重ねながら計画案を練り、二月に三自治会連合会内の三十七町会・自治会長会議で承認を得た。

 同計画では、各町会・自治会がそれぞれ避難所運営班、衛生班、消火班、救援・救護班、物資調達班など十二班からなる自主防災組織を編成。これまで町会・自治会ごとにさまざまだった組織を整理し、共通の体制を築くことで連携の効率化を図り、迅速な防災活動が可能になるようにする。また、来年三月をめどに各町会・自治会ごとに防災マップを作成する予定で、マップには消火器の設置場所や避難所の位置などに加え、災害時に必要な物資を提供してくれる企業の情報など地域独自の内容も盛り込むことにしている。さらに、来年度には災害時を想定した机上訓練を行い、小岩地区全体での防災訓練の実施も目指すという。

 発足式で宮崎会長は、「災害はいつ起きるか分からない。皆さんが主役となって生命や財産を守っていきましょう」と参加者に呼びかけていた。