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小学生の放課後の居場所に 学童保育経験者による民間施設4月開設

 江戸川区北小岩に、小学生の放課後の居場所となる「生活塾 みずならの木」が4月に開設される。中心メンバーは、学童保育機能を持つ同区の「すくすくスクール」の元職員や保育関係者だ。
 「子供たちの放課後の居場所にもっと選択肢があってもいいのでは、と感じていた」と語るのは、「みずならの木」代表取締役の田邉雅絵さん(53)(江戸川区北小岩)。同区には、小学生の放課後活動の拠点として学校施設を利用した「すくすくスクール」の制度がある。通学する児童は誰でも参加可能で、学童クラブとしての機能も果たしている。
 田邉さんは、同区立下小岩第二小学校で昨年11月まで約8年間、児童指導員(臨時職員)を務め、地域での子育て支援活動にも積極的に参加している。三人の子供を育て上げた育児のベテランでもある。
 新事業は、かつての同僚で「すくすく」の創設期(全校実施が2,005年度)から児童指導員をしている伊集院茂美さん(54)(同区春江町)と、「子育て支援に関わる新たなことに挑戦したい」との思いが一致し、昨年から準備を進めてきた。
 働く母親が増え、家以外の放課後の居場所の需要は増えている。同区では、希望者は全員利用できる制度で、公設の学童クラブに入れない、という問題は生じていないが、独自の教育プログラムを持つ民間の関連施設も登場している。
 「小学3年生になるまでの放課後の時間は約3000時間あります。子供がどこでどう過ごすか、保護者に選択の幅があっても良いと思う」。少人数態勢でこそ可能な、きめ細かな対応で人間性を育てる〝寺子屋〟づくりに方向を定めた。
 経営面でのアドバイスなどを仰いだ東小岩の東京都認証保育所「にっこりハウス」園長の児島史篤さん(32)もスタッフに加わり、京成小岩駅から1分の商店街にあるビルの1室を借りた。賃貸交渉の際に使用目的を聞いた家主が、改築計画を変更して特別仕様にしてくれるなど、地域の人から支えられる面も。大きな調理台のある台所では、おやつに手づくりパンを作るなどの構想もある。
 また、「お母さんにも元気でいてほしい」と、子供たちが利用していない時間には講座や勉強会も開く予定だ。「子供にとっても大人にとっても安心できる居場所づくりを」と言う。
 「みずならの木」は、江戸川区北小岩6の10の9林ビル2階、電話6657・9680。
2月23日、3月10日、24日の午後2時から説明会を開く(要申し込み)。