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寺島なすレシピコンテスト表彰式

 墨田区東向島で復活させた「寺島なす」を使ったお菓子のレシピを公募し、優秀作品を地元の和菓子職人が作る「寺島なす・スイーツ甲子園」(主催=東向島駅前商店街振興組合)の表彰式が7月21日に、東向島駅前の「東向島粋いき通り」で行われた。
 6月上旬から募集を始めたコンテストに集まった作品は33点。審査会は7月12日に開かれ、レシピをもとに和菓子店「菓子遍路 一哲」の酒井哲治さん(54)が制作した試作品で地元の関係者による審査が行われた。その結果、区長賞に「なす畑」、審査員賞に「エッグプラントケーキ」、東向島駅前商店街振興組合賞に「なすとトマトのひんやりコンポート」が選ばれた。
 「なす畑」は、ナスの甘露煮を混ぜ込んだ白あんを紫の薄い生地で包み、紫の羊羹(ようかん)で模したヘタを飾りつけた上生菓子風の作品。考案した横浜市在住の山美典子さん(37)は、和菓子作りの知識と技術を生かして見た目と味の両面でナスを表現したという。
 「エッグプラントケーキ」は、卵不使用の豆乳ケーキ。ナスと一緒にタマネギを生地に入れるアイデアが評価された東向島在住の菊池妙子さん(27)は、「ヘルシーなイメージを前面に出した」と語る。
 「なすとトマトのひんやりコンポート」は、3児の母である永田薫さん(41)(墨田区八広)の暮らしの知恵から生まれた作品。白ワインやハチミツ、レモンで果物などを煮る「コンポート」の材料にナスを使う案は、以前にナスが苦手な次男に作って(ナスだという)正体を見破られなかった経験から出たという。赤と黄色のミニトマトも加え、柔らかめのゼリーを加えてミントを飾り、涼しげなデザートに仕上がった。
 表彰式は、地域の夏祭り「東向島サマーフェスタ」の一角で行われ、「寺島・玉の井まちおこし委員会」の高木新太郎さんは、「応募作品はいずれも甲乙つけがたかった」と講評を述べた。終了後、事前に酒井さんらが用意した各100食ずつの菓子が配られ、「コンポート」を試食した始関めぐみさん(27)(同区東向島)は「ナスの味もするけどフルーツっぽくておいしい」と話していた。